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大宰少弐一族四百年の謎に迫る――

大宰少弐として中世九州に蟠踞した武藤氏は、戦国期の到来と共に滅亡へと向かう。史料館収蔵史料総覧。

謎につつまれた武藤少弐氏の四百年の栄枯を史料研究とゆかりの地探訪によって、鮮やかに描きだす。0016997 美登毛能数 みとものかず 全5冊 池原香穉。

少弐氏については類書が非常に数少なく、大変貴重な資料本。吉展ちゃん事件の犯人　鬼春人　フロンティア・ブックス　図書館除籍本　犯罪学犯罪史昭和史誘拐事件　ネコポス匿名配送。

少弐氏こそ、中世における北部九州筑・豊・肥の主人公であり、

探題、菊池、大内、大友は皆客人である。☆☆☆明治維新 静岡県勤皇義団爾歴 静岡県神社庁編集発行。蒙古や李・朝鮮の軍隊も客人である。史跡　森将軍塚古墳　保存整備事業発掘調査報告書　1992　長野県更埴市教育委員会　　森将軍塚　古墳　長野県。

また膝下には向背ままならぬ召使、すなわち国人衆を沢山かかえている。【送料無料】名古屋城大艦　昭和27年発行　配布斡旋　愛知県引揚者更生団体連合会(K551)。

たとえば、秋月、原田、麻生、宗像、龍造寺、松浦党の面々といったところである。川辺遺跡発掘調査報告書　　本文・図版　和歌山県文化財センター　編　川辺遺跡。

それらといかように応対していったか。0022296 哈爾濱学院史 恵雅堂出版 昭62 満州。

四百年近い歴史の重みは、あまりにも厚く、そして忘却のヴェールに包まれている。幕末維新風雲通信 蘭医坪井信良家兄宛書翰集　東京大学出版会。(「はじめに」より)

【はじめに】

 専門の歴史家なら充分ご承知のことであるが、一般の人々、それも多少とも郷土の歴史に関心を有する人達の間ですら、大宰少弐武藤氏に関する知識は驚くほど少ない。0018585 福岡県史資料 13冊 名著出版 昭47-48。なぜこういう状態であるのかは、色々理由のあることであろう。0015758 長崎県警察史 上・下・第三巻 3冊揃 長崎県警察本部。しかし、歴史上武藤氏の占める存在の大きさからいって、世間の認識の少なさは異常である。日本戰史　關原役・補傳・附表附圖・文書。それはこの本に掲載した写真を見られても、いかに少弐氏関係の遺跡が放任されているかで、想像がつくと思う。三角 寛　明治大正昭和 日本勃興秘史　函付き　昭和10年初版初刷は極めて稀。私は一介の野人であって、少弐氏研究の専門家でも、また少弐氏の縁者でもない。■萩原進著作選集　全10巻セット　萩原進 国書刊行会　昭和55年■FAIM2021120216■。しかし、武藤少弐氏の取り扱われ方があまりに過少であるから、少しでも穴埋めするつもりで、この拙文と関係写真とを呈示するものである。東京港史　第一巻：通史　第二巻：史料　第三巻：回顧。読者諸賢の伴侶ともなれば幸いである。金沢文庫の研究　関靖 著　大日本雄弁会講談社　1951年。更にまた、世に埋れた関係資料の教示を願って、少弐氏研究の前進に役立つことが出来たらと希うものである。0017224 九州文化大観 皇紀2600年記念誌 日本文化研究会 昭15。戦後二分の一世紀を目前にした現在、私にとって、まだ戦後は終わっていない。国史大辞典 第7巻。戦争に負けたなら負けたで、その由因、経過、収束についての反省がなければならない。0011864 国頭村海外移民史 本編・資料編 全2冊 沖縄県国頭村編。現在の日本においてそれが充分なされているとは思われない。列伝叢書5 続　女人人国記　関西・東北北海道・中国・北信・四国編　板谷英世　大空社　リサイクル本　宅急便コンパクト匿名。日本歴史において、大敗戦の経験は七世紀の白村江の敗戦と今世紀の太平洋戦争であろう。姫路藩御船手組　改訂・増補版　下里静　姫路藩　御船手組。白村江の敗戦に対する反省としては、当時単元的統一国家とは考えられない状態の日本を、律令制国家へ向かって組織していった歴史事実によって証明されるものと考える。0020012 大日本陸軍写真大観 斉藤與次郎。

 太平洋戦争の反省が果たしてどの程度なされているであろうか。平安朝儀式書成立史の研究。狂信的小児病的中央集権主義国家への志向が、秀吉、家康の近世統一このかた四百年引き継がれ、それが明治以来の皇国史観に増幅されて、太平洋戦争の結末を迎えたと私は理解している。（全集）韮山町史 全12巻16冊揃 附図 静岡県伊豆。戦前、少弐氏は悪玉で、南朝方の菊池氏は善玉であった。天草四郎・島原決起の謎★島原の乱は豊臣家再興の決戦だった!★続・豊臣家存続の謎★読物日本史シリーズ★前川 和彦★株式会社 日本文芸社。客観性をもって歴史を把握される諸氏は、今頃そうした認識は勿論持たないと信ずる。0027120 【写本 赤穂浪士】 赤城盟傳 7冊 全8冊(25巻)のうち6冊目(巻16-18)が欠 忠臣蔵。ではなぜ、武藤少弐氏の事蹟が、一般に研究され、理解が深められないのであろうか。宮崎滔天　佐藤恒夫 1990年2月10日 発行。

 北部九州で少弐氏を度外視して中世を語ることは、南九州で島津氏を除外するのと同じことである。播州赤穂の城と城下町　兵庫県赤穂高等学校　歴史研究部　　編　　郷土資料室　播州赤穂　城　城下町　 赤穂城。それが、どうしたことか、筑前、肥前の中世を語る場合、中央政府の官僚である探題とその代理人(その実態は、不連続で、在地制に乏しく、すこぶる不安定な存在であった)が云々されることが多く、最も中心に立つべき少弐氏の事蹟を忘却してしまう著作さえある。0020423 郵政史料 熊本局長活版達綴 熊本逓信局 明22-32。鹿児島の歴史で島津氏を忘れ、山口の史書で大内氏を忘れたら、どういうことになるであろうか。0017246 中央史壇 創刊号から8冊 合本 辻善之助 久米邦武。これと同じ、いやそれ以上に、公家・武家の顕官として歴史上枢要な地位を占め、中世を通しての九州第一の名門武藤氏が地元の史書に載らないことさえあるという現実を、読者は正常な状態と思われるであろうか。板井寺ヶ谷遺跡　旧石器時代の調査　縄文時代～中世の調査　兵庫県教育委員　/　兵庫県　丹波篠山市　篠山市　遺跡。

 今日太平洋戦争の反省が充分になされているならば、少弐氏の歴史上の評価も、もっと真剣になされていなければならないはずである。DVD ノッポさん　昭和スキマ探訪全2巻。それが今に放置されているということは、その反省が不十分であるという結論に達する。金沢文庫の研究　関靖 著　大日本雄弁会講談社。その反省の方向としては、中央に集中しすぎた国家権力を、地方と個人に適当に分散することでなければならない。牧野伸顕日記。白村江敗戦の場合と逆の方向である。満州中央銀行史 : 通貨・金融政策の軌跡。

 古代国家権力、中央政権の集中と強化、それが縦横に解体され、また再統合される過程が日本の中世である。0018121 見聞略記 高田茂廣 海鳥社 平成1 限定500部 福岡県。従って、北部九州を代表する少弐氏の事蹟を解明することによって、この地方の中世史も、健全な認識が得られるものと確信している。即決歓迎　列伝叢書29 大正畸人伝　鳥谷部陽太郎　大空社　図書館除籍本　歴史大正時代偉人有名人　ネコポス匿名配送。

 少弐氏こそ、中世における筑・豊・肥の主人公であり、探題、菊池、大内、大友は皆客人である。図録「街道物語」全１６巻セット。蒙古や李朝鮮の軍隊も客人である。国史大辞典 第13巻。また膝下には向背ままならぬ召使、すなわち国人衆を沢山かかえている。0019759 写本 将軍家元服記 足利義教 正長2 伊勢貞丈 18丁 明和2。たとえば、秋月、原田、麻生、宗像、龍造寺、松浦党の面々といったところである。横浜市指定有形文化財野島公園旧伊藤博文金沢別邸復元事業報告書　横浜市環境創造局公園緑地整備課編　2011年　一部シミ有。それらといかように応対していったか。0017557 伊藤家家事雑記 全5冊揃 鞍手町教育委員会 平7 伊藤常足。四百年近い歴史の重みは、あまりにも厚く、そして忘却のヴェールに包まれている。古地図研究 附古地図集 月刊古地図研究百号記念論集　日本地図資料協会 編　国際地学協会　1978年12月。白村江の敗戦と太平洋戦争の間に横たわる日本の歴史こそ、日本の国家、民族の、いつわりのない本音を示してくれる時代であると思う。【地方史/文化/風俗】「大阪繁昌史(大阪繁盛史)・大阪営業案内(大阪商品仕入便覧)」函付 昭和50年 親和出版社刊/希少書籍/絶版/貴重資料。一極集中のモノトーンではなくて、多極多元の陰影の深い対象がそこにあるからである。0015826 八幡製鉄労働運動史 上中下 八幡製鉄労働組合。

 中世史の中でも、少弐氏の歴史は、亡び去った者故にいつわりは語らない。0011457 美品 近代日本戰爭史 全4巻 1.同台経済懇話会。勝者は、まま虚構をもって自らを飾り、後世の識者の嘲笑を買うことがある。満洲事変と不戦条約国際聯盟。ただ、亡び去った者故に、残されたものがあまりに断片的、間接的であって、その遺跡も、遺物も、歴史の重みに比して、なんとも貧弱極まるものである。広島県満州開拓史　上・下巻。貧弱ではあっても、これは真実に違いない。国史大辞典 第11巻。そしてその真実は、敗戦の何たるかを我々に教えてくれる珠玉の歴史である。国史大辞典 第3巻。日本の将来にも示唆を与えてくれるものがあると信ずる。国史大辞典 第4巻。

 一九七九年三月に『大宰少弐武藤氏―その栄光と衰亡』と題する書を発刊してから今年で十年を経過した。姫路市立網干小学校創立120年記念誌 ふるさとの軌跡 網干の歴史と文化財　　　網干　歴史　文化財　姫路。いささかその間に採集し得た資料を加えて、その増補改訂版として本書を皆様の机上に呈する。★『補正　明治史要』　修史局編　博聞本社　明治18年発行★。

初版を発刊するに当り大層お世話になった前・九州歴史資料館館長・鏡山猛先生、太宰府天満宮宮司・西高辻信貞氏、郷土の尊敬すべき大先輩・筑紫豊先生、社団法人歴史と自然をまもる会事務局長・針谷直道氏、太宰府市教育委員会・藤田敏彦氏、畏友のフリー・カメラマン・吉崎一人君、この十年で全て鬼籍に入られた。0017358 九州文化史研究所史料集 1-8 8冊 平成9-17年。吉崎君の写真は一部本書においても使用させて戴いた。南部町誌 上下巻＋花巖院文書　3冊。これら先輩・友人の追悼の意をこめて、本書を霊前に捧げるものである。英文翻刻・注釈版　駐日英国公使パークス・ 英国外務次官ハモンド往復私信 第2巻　明治維新期編。うたた十年間の時間の重みを感ずる次第である。0022195 北支の展望 中戸川洋行 昭13 裸本。

少弐・宗体制懇話会会長 渡辺文吉

【目次】より一部紹介

はじめに

Ⅰ 武藤小弐氏総説

Ⅱ 累代の人物像

初代・資頼

二代・資能

三代・経資と弟景資

四代・盛経

五代・貞経

六代・類尚

七代・冬資と八代・順澄

九代・貞頼と十代・調貞十一代・嘉頼と十二代・教頼

十三代・政資

十四代・資元十五代・冬商と馬場類

「五条家文書」と

Ⅲ遺跡・遺物と伝承(地区別)

筑前

太宰府安養院活武藤資基(伝)

武藤資能供養塔

太宰府崇福寺跡

鎌倉時代のガラス片

太宰府有智山城跡

太宰府浦の城

月限金古戦場

針摺原古戦場

諸岡原古戦場

岩門城

小弐景資墓(伝)

博多承天寺

武藤資類位牌・塑像・画像

元寇防塁

櫛田神社敷板銘写

博多祇園祭乱闘のこと

小武宗資元軍の生虜となる

明応二年銘供養碑

筑前長者原古戦場

筑前多々良浜古戦場

八田・恵通寺の陣

宗像大社蔵「阿弥陀経石」

武藤覚然流(窪氏)館跡筑

筑前国崎漁民の伝承

鞍手郡黒丸城

姪浜城

早良郡飯盛城

加布重天満宮と暖簾のない町

雷山千如寺大悲王院

原田荘東村八幡宮

星山城

高祖城

萩の原古戦場

秋月岡城

小沢頼尚塔と賀茂宗修尼塔

勝野古戦場

多良倉山城(帆柱山城)

豊前・筑後

馬ヶ岳城

豊前巖石城

香春岳城

豊前神田松山城

吉田都美神社

大保原合戦場

筑後本郷三原城跡と花立城山

鯵坂城

肥前

勝尾城

筑紫満門亡霊のこと

小武山城(綾部城砦群の一角)

盛福寺城山

小弐冬の墓と位牌仁比山神社(附 神崎荘・仁比山城)

医王山光浄寺

横岳資貞・同鎮貞の基

西島城跡

西乃宮八幡神社

横浜貞の九字印呪胴巻と寄整目結の旗印

肥前赤熊武者

小教類供養碑(附 鍋島家の由来)

与賀神社

与賀神社洪鐘銘

小沢政査と与賀荘の舟運

福満寺と境内の権現社銘科

鍋島藩主と関氏(小弐元盛末裔)

小武高経の位牌と供養塔

正一位境原若宮大明神

梶峰城跡と多久若宮八幡宮

多久専称寺と小武政資・資元基

肥前小城・千葉城跡

竹崎山観世音寺平井坊

松浦鎮は小弐冬尚の子か

元寇の島鷹島

肥後

竹崎季長「蒙古襲来絵詞」

肥後水島城跡

肥後隈部城跡

山鹿湯町城

山崎原の古戦場

肥後球磨郡山田城

壱岐・対馬

小弐資時とは(附 小景資は騎射の名手か)

壱岐箱崎八幡宮棟札

小弐畑の伝承対馬小茂田浜古戦場

対馬古戦場

対馬三根公方形跡

対馬佐賀浦と志多賀対馬内院の宝篋印塔

厳原太平寺と筑前桧原太平寺

太平寺地蔵菩薩

清玄寺鐘

Ⅳ 系図・年表

武藤小弐氏の系図

「尊卑分脈」小武氏系図藤原秀郷流

「筑後国史」筑後将士軍談を第三十四大宰小武系図

「太宰管内志」記載記事をもとにした系譜

「群書類従」巻第百四十九「系図都四十四」の武藤系少弐

「大塚系譜」

「関家系図略」

武藤少弐氏関係年表

引用文献略号

★状態★

1989年のとても古い本です。日本近世商業史の研究。

カバー外観は裏表紙側に中心部に折目跡（大）あり、ほかは通常保管によるスレ程度、

天小口経年並ヤケしみありますが、本文は目立った書込み・線引無し、

問題なくお読みいただけると思います。0017418 全国六・三制義務教育の成立 森秀夫 時潮社 昭62初版。（見落としはご容赦ください）

＜絶版・入手困難本＞オークションにも滅多に出ない、貴重な一冊です。永平寺町史 史料編。

古本・中古品にご理解のある方、この機会にぜひ宜しくお願いいたします。[A12200391]日本中世被差別民の研究。

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